ミニマリスト体験談 湯シャンをして気づいたこと【やるなら冬から】

照夫です。

湯シャン。シャンプー剤を使わずに頭を洗う洗髪方法です。代わりにお湯をふんだんに使います。日本人に許されたある意味ぜいたく。

私がミニマリストだからといえば身もフタもありませんが、それだけではありません。いい行為は続く。悪い行為は続かない。シンプルですがそれに尽きます。今回は、そんな湯シャンを実際にやって1年、気づいたことを良し悪し併せてお伝えします。今日からすぐにできるやり方も載せていきますので、これを機に湯シャンを取り組まれてはいかがでしょうか。

湯シャンをするメリット1 シャンプー類が要らない

メリットってあれね、花王のあれじゃないよ。

お湯のみで洗うので、当然ながらシャンプー剤を使いません。それで何が良くなるかというと・・・

まず、お風呂場のものが減ります。ボトルがかびたり、ボトルの周りがビチャビチャになったり・・・そこは掃除しろって話でもありますが。ただ、無ければ掃除自体が要らないという。これは地味に大きい。

もう一つ、シャンプー類を選ぶ手間、買うお金が要らなくなります。ドラッグストアに行くと、シャンプー、ものすっごくいっぱいあります。メリット、ラックス、ボタニスト、いち髪・・・

個人的に、これを選ぶのがすでに手間だったりします。

さらには、そのシャンプー剤を買うお金すら必要なくなります。ボタニストなんか1500円するもんね。あれがタダなわけです。あの匂い、好きだけどね!

管理する手間、選ぶ手間、買う手間がなくなる。当たり前で単純な話ですが、あるのとないのでは大違い。すでにこの時点でおススメですと言いたいところですが、まだまだ続きます。

湯シャンをするメリット2 頭皮トラブルに強い

湯シャンで用いるのは、お湯だけなので、界面活性剤による肌トラブルがありません。

シャンプーにおける肌トラブルって、洗剤そのものが強すぎること、洗剤が皮膚から落ち切っていないことが主です。

シャンプー剤の強さは、食器洗剤をイメージするとわかりますでしょうか。洗い物していると手がピリピリしてくる感じ。もっと言えば、食器洗い洗剤で頭を洗う気になるかということです。(する人いるけど・・・)強すぎれば当然髪や皮膚は荒れます。

もう一つ、洗いきったつもりでも、シャンプー剤自体が皮膚に残っている場合があります。ただ皮膚を洗うだけなのと、髪すべて洗うのでは、そこに保たれる水分、洗剤の量は大きく違います。

これも食器用洗剤の例でいうなら、洗った皿の泡を落としきるのと、スポンジの泡を落としきるのでは、要する時間が大きく違うのは想像に難くないと思います。

洗剤を落としきるというのは、けっこう手間のかかる行為だったりします。洗った洗剤は下に落ちていきますが、体の前側はともかく、背中側の泡が意外と残ってしまいがち。個人差ありますが、首筋や背中は、髪の長い女性の方が肌が荒れがちだったりします。照夫の上司は頭ツルツルで、逆に肌綺麗。どうでもいいね。

シャンプーを使わないということは、そのリスクがまるまる無くなるということ。単純な話ですが、やっぱり大きなことです。

湯シャンをするデメリット1 時間がかかる

2つの意味があります。まず、洗う時間がかかるというのと、肌が適応する期間があるという意味です。

まず、洗う時間について。当然ですが、シャンプー剤を使わないので、洗うことそのものに時間がかかります。

弱い洗浄力でじっくり時間をかけて洗うので、肌トラブルが起きない程度の洗浄力を保つことができます。しかし、やっぱり洗う時間がどうしても3分以上かかります。ちゃちゃっと済ませたいという気持ちが本音であったりもします。シャンプーだと、モコモコさせて、泡を洗い落とせばはい終わりって感じ。この差は確かにある。

もうひとつ目に、体そのものが適応するまでにある程度の期間を要すること。

合成界面活性剤を用いたいわゆる普通のシャンプーに体が慣れてしまっていると、どうしても1か月以内にかゆみ、6か月以内に頭皮のにおいを発する場合があります。これについては、ある程度の工夫でごまかすことはできますが、体自体の慣れも必要ですので、どうしても期間がかかってしまいます。この対策については後述します。

湯シャンをするデメリットその2 爽快感に乏しい

うん。洗った気がしません。なんか、髪が重い。洗った後のサラサラ感がない。あぁシャンプー使いたいってなります。気分的に。

照夫が実際に湯シャンをして思ったこと

洗いあがりが重い。逆に、髪乾かしてるときに髪がごわごわになりにくかったです。照夫は外に出るときはヘアバームで髪をある程度落ち着かせていますが、湯シャンをするとこれが必要なかったりします。シャンプーだけでなく、整髪剤も減らせる。ミニマリストとしてはこれが心地よい。

洗っている最中に関して言えば、お湯をかけて黙っていれば勝手に出来上がるので楽。時間は確かにかかります。照夫はその間ユウチュウブを見ているので、特に時間に困ったことはありません。シャンプー使っていないから目にしみないし。

頭皮トラブルについては・・・

特に変わった気がしない。

もともと石鹸で頭を洗っていたこともあって、合成界面活性剤のシャンプーユーザーからすれば、頭が順応するまでの期間はとても短かったです。最初の1週間は違和感を感じたものの、以後は平行線。ぶっちゃけ慣れの域に感じます。

もともと頭だけ乾燥肌の照夫ですが、これを湯シャンにしたところで特別改善したわけではありません。しかし、シャンプー剤を使っていないゆえに悪化したこともありません。

結局のところ、良くも悪くもなく、あんまり変わりませんでした。

ただ、それで言えば、整髪剤やシャンプー剤買わなくてよくなったことの方がメリットかもしれません。シャンプーだけに。

余談ですが、周りの人とは話をする方ではありますが、特に触れられたことがありません。半年たったころに実は湯シャンをしていたと告白して、気づかなかったといわれることばかり。

その話をしたところで、特に周りの女性陣湯シャンを始めるわけではありませんが、ほんと良くも悪くも何もありませんでした。褒められるわけでもなく。

・・・関心持たれていないだけかもしれない。

ただ、周りの人間関係がどうしても絡んでくる方も少なくないと思うので、やるのであれば冬からが良いです。汗をかきにくいので、精神的に蒸れや不快感が気になりにくい。汗そのものはにおわないんだけどね。

湯シャンのコツ1 事前にヘアブラシをしておく

これ、シャンプー剤を使っていてもそうなんですが、乾いた状態でブラシをかけると思いのほか汚れが落ちます。そりゃあんなけの塊なんだから、当然ホコリがつきます。例えばカレーを服にこぼしたとき、そのまま洗濯機にかけるより、一度拭ったり軽く手洗いしてから洗濯機に入れると思います。そんな感じ。

シャンプー剤は、泡で皮脂汚れを浮かす目的で、それ以前にホコリの塊があれば、洗浄力も一部持っていかれてしまいます。お湯しか使わなければさらに顕著なので、湯シャンするしないにかかわらず、ブラッシングはするとよいです。

湯シャンのコツ2 3分以上かけて洗う

お湯だけで洗うので、時間はかけましょう。っても3分から5分程度。あまり洗わないと、それはそれで皮脂汚れが落ち切りません。これがにおいの原因。逆に言えば、お湯だけで3分流していれば綺麗になります。

湯シャンのコツ3 お湯の温度はぎりぎりまで低く。

お湯だけでも皮膚って荒れてしまうんです。当たり前ですが、熱湯を浴びれば皮膚がただれたり、赤くなったりします。人肌程度の温度と熱湯では程度が違いすぎますが、原理の上では延長線上にあります。

40℃程度で荒れてしまうんです。

これもシャンプー剤使ってて同じことが言えますが、頭皮の温度以上に高い温度のお湯を使わない方がいいです。具体的には33~35℃。おそらく心地よさや冬にシャワー浴びる状況も考えればこれくらいが妥協点でしょうか。ある程度温度を下げたほうが頭皮のトラブルはなくなりますが、冬に20度はいささかしんどい。

温度でなくてもよいです。辛くない程度にお湯をぬるくしてください。これで大丈夫。

湯シャンのコツ4 こすらない

40℃のお湯をひっかけただけで肌が荒れるんです。当然、物理的な刺激に弱い。角層は、縦に積み重なっているので圧力に対する刺激にはある程度頑張ってくれます。

しかし、層そのものは一つ一つが薄いので、横への刺激には弱いです。層がめくれてしまいます。

爪を立てるのはもちろん、指でもごしごしするような動きは避けたい。

逆に効果があるのがマッサージ。指圧でもみほぐす感じ。血行が良くなるので、皮膚の調子を取り戻すのも早くなってくれます。

シャンプーを使わないのもそうですが、要らないことをやめて、体が頑張ってくれている工程を邪魔しないこと。これが一番なようです。150%を求めるより、100%を維持し続けたほうが体のパフォーマンスは高くいられるよう。

湯シャンのコツ5 半年くらいは様子を見る。そのために・・・

どうしても時間がかかります。ただ、その間辛抱するのは苦なので、いくつか細かいコツを。

  • シャンプーをしない日を設ける。
  • 週に1度くらいまでシャンプーを減らす
  • シャンプーの量を少しずつ減らす
  • シャンプーをやめてもコンディショナーは使う
  • 食べ物に気を遣う
  • 睡眠に気を遣う

まずは、シャンプーの量を減らしたり、例えば休みの日の前だけシャンプーを使わないということから始めてください。照夫は過激派なので最初からばったり絶ちましたが、工夫はできます。

また、コンディショナーだけそのまま使ってもよいです。というか、シャンプー洗髪の洗いあがりなんて、だいたいコンディショナーのコーティング作用の質感から受ける要素が大きいです。これだけ最初は残しておいてもよいです。

そしていつかシャンプー剤を完全にやめた時、時期的には半年後くらいでしょうか。皮膚トラブルの原因がシャンプー剤でないことに気づくはずです。残るは体に入れているものと整える過程のどちらかしかありません。

油ものばかり食べていませんか?タンパク質やビタミンはちゃんととれていますか?

夜中は寝ることができていますか?

そもそもの皮膚トラブルは他の誤った健康法の弊害かもしれません。

困ったとき、新しく何かをするより、今やっている何かをやめる方が良くなること、これは往々にして存在します。ミニマリストになるとこれへの気づきの多さを思い知らされます。

特別お金もかからなければ、新しく何かをしなければいけないこともありません。

照夫もかれこれ1年以上行っていますが、当面続けていくつもりです。

自分がやらないこと人に勧められないもんね。

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