なぜミニマリストになろうと思った?私がミニマリストになるまでの話

本を読んだらはまりました・・・

照夫です。

ミニマリストという言葉自体は日に日に聞く機会が増えている今日。以前はミニマリストという言葉自体の説明からしなきゃいけなかったのが、ふとした拍子に会話の中に出てくる機会がありました。

多くの人に驚かれます。「え?ベッドないの?」「服他に持ってないの?」

ないです、はい。

そのまま驚き通されるしかないのがいつもです。当たり前ですよね、世の中の大半の人がやってないんだから。

今回は、ある一人の体験談として、なぜミニマリストになるに至ったか。なぜそのままミニマリストでい続けたかというお話です。

最初はテレビ番組。でも私も怪訝な目で見ていました。

番組の名前忘れちゃったんだけど、知ったのは2016年ごろ。テレビの特集でミニマリストについて扱っていたことでした。

その番組、ミニマリストの本も出版されている佐々木典士さんの紹介でした。厚切りジェイソンも出ていたような。

当時の感想として、「乞食かよ・・・」と正直なところ思ってしまいました。だから、今でもミニマリストを初めて知る人の気持ち、私もわかります。ベッドないわ、机はなんかちっちゃい引き出しを机と呼んでるだけだし、座るの床かよっていう。その割にプロテインシェーカー持っているのが謎で仕方ありませんでした。

実家で家族と見ながらネタにしていたので、この時私はまだミニマリストになる気は毛頭ありませんでした。私が少し関心を持ったのは、この次にて。

abrAsus 薄い財布との出会い。

一気にアフィリエイトっぽくなったね!でも実話です。

ちょうど5年前、使っていた財布がダメになり、新調することにしました。かれこれ10年使ってたかな。あーだこーだ探しているうちに、なんかの拍子に見つけたのがabrAsus薄い財布でした。

ケツポケに財布を入れる人間として、使い勝手が神がかっていました。ポケットに入れてて違和感全然ないの。おかげで何回財布洗濯したか忘れたけど。

その前に2つ折り財布、ラウンドファスナー長財布なんかを試していましたが、やっぱりこいつが一番しっくりくる。

ただこの財布、使い方を縛られるんです。構造上の工夫はされているものの、やっぱり内容量に比例して財布が厚くもなれば大きくなる。重くもなる。パーツに無駄がなく軽いだけに、中身の量が影響してきます。

この財布をよりスマートに使おうとすれば、当然中の量も減らさなければならないのです。

私はこの財布をもっとスマートにしたかったので、中身を減らすことにしました。

そこで、初めて「自分でものを減らす感覚」をつかみます。

ミニマリストは全員、「自分でものを減らす感覚」を知りえた人間。

私の場合は財布でした。レシートを捨て、小銭をぎりぎり最小限にし、ポイントカードを手放す。残ったものは毎日使うもののみになりました。

この頃から、「必要なものって意外と少ないんじゃね?」ということを誰に説かれるわけでもなく、自分で悟るようになりました。ミニマリストって悟りなのかな。宗教っぽいな。開こうかな。

この気づきを得て以来、私の価値観が変わっていくことになります。というか、行動が変わりました。

一つの気づきが行動を、行動が次第に価値観を変えていった。

私は少し行きすぎなところがあるので、最初に目を付けたのは「部屋で最も大きなもの」でした。ソファ、ベッド、自作PC。一応、ミニマリストになるのであれば、服や紙から始めるのがセオリーとされています。

これは個人の好みの話になりますが、私の場合は手っ取り早くミニマリストになりたかった。とにかく勢いが欲しかった。生活を変えてどうなるかは、変える前ではなく変えた後に考え直せばいい。そんなことを思ってやったのを覚えています。

次第に出来上がったのがこんな部屋。

ミニマリスト生活で得たものは無い。失ったものも無い。

物を減らし続けていると、ミニマリストとしてできることは頭打ちします。時として、買いなおしや再び手放すというトライアンドエラーが繰り返されます。最近髭剃り買ったな・・・3つくらい。

その中で印象的だった体験が、湯シャンでした。

湯シャンで得られたものは何もありませんでした。失ったものも何もありませんでした。

衛生面は改善しませんでした。当たり前ですね、シャンプー使っていないから。逆に、特に不衛生にもなりませんでした。万年筆のシミは普通に落ちたし、ツメの中もきれいになる。

むしろ、洗剤を使って何になったんだ?と思います。あの匂い俺も好きだけどね!

結局、シャンプーって何のために使っていたのだろう。当然、人によるんだけど、シャンプー以外にも「使っている意味のずれているものが周りにあふれてるのではないか」と思うようになりました。

私で言えば、おしゃれ着、スキンケア類、バッグ、住宅用洗剤なんかがそれでした。このうちの9割9分を手放すことになりました。手放して得たものがあったわけではありません。ただ、失ったものも特に必要ありませんでした。

強いて言えば、物を買う必要も持つ必要もなくなりました。楽な暮らしなんでしょうか。

最後に。ミニマリストになる理由は楽に生きたいから。

一人暮らしを始めた当初、新生活に向けていろいろなものを買いました。アイロン、洗濯機の小物収納できるラック、ブランド服、ソファ・・・。

これは当時から自覚を持っていたんですが「〇〇歳になったらこういうものを持たなければいけない」という理由で買っていました。部屋にソファが無きゃいけないと。

手放した後は、価値観が大きく変わります。「持つ理由は何だろう?」

理由なくものを持つ必要はないんです。

逆に、ものを持つ理由があるなら、躊躇わずに持つべきだとも思います。

これでは答えになっていませんね。理由なくものを持つ必要がないのは当たり前ですね。

ここにさらにミニマリストとしてのアプローチを加えるのであれば、

「物を足さずとも快適さを増やす手段は思っている以上にある」

「形あるものは使わず、形ないものを利用するスタイルがある」

ということです。例えば湯シャンが前者。頭を洗うのに過多な洗剤は必要なく、洗い方の工夫があるだけでいいんです。(3分待てないような方なら、必要かも。これは人による)

後者はサブスクリプションやレンタルですね。2021年、思っている以上にレンタルは栄えています。車持っていなくても車に乗れるし、高圧洗浄機もスーツもレンタルできます。

結局はやり方次第なんです。自分をよくするために物を手に入れる必要なくて、

物がなくても思っている以上に楽に生きられる

という気づきが残りました。ここまでに5年かかりましたが・・・。

ほかにも金がかからない、コストなしにできるなんてのもありますが、それはおいおい。

照夫でした。

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